御挨拶


 

 
 


 今年の夏は去年程の異常な暑さにはならないとの予報ですが、そうなる様に願いたいものです。


 例年は11月に催されていた国立主催「京阪上方舞の会」が今年は8月31日と異例の日程に開催される事になりました。
私は「葵上」で第二部に出演いたします。
いわずと知れた源氏物語の誇り高き六条御息所嫉妬の怨霊のおハナシです。
どうも地唄は恨んだり、呪ったり、ヤキモチ焼いたり、はかなんだりばかりで恐縮です。
鑑賞御希望の方は吉村輝尾事務所までお申し込み下さい。


 9月14日東京新聞主催第55回推薦名流舞踊大会(於国立大劇場)に今年も出演の予定です。
演目は「きぎす」。
雉の親は命をかけて子を守るといわれるその情愛を男女のそれに置き変えて、半ば正気を失った男と彼を護りいたわる女の愛の模様を描いた演目です。
お相手は花柳の若手ホープ、花柳静久郎さんです。
それ以外にも舞踊各流から盛沢山のプログラムが組まれています。

 

吉村輝尾

     
 

 
     
 

地唄舞は、江戸中期上方で生まれました。当時は燭台にろうそくを灯して、座敷で 行われたといわれています。地唄とは地の唄、つまり関西を意味します。 いわゆる、座敷舞なので表現はあくまで内へ内へと凝縮してゆく形を取ります。